特別支援教育

特別支援学級(臨海小 かもめ学級)とは

〇かもめ学級は、通常の小学校や中学校内に設置されている特別支援学級です。 通常の学級より、ゆっくり、丁寧に学習することが適している児童生徒を対象に、少人数制のクラスで授業を行い、一人一人に合わせた学習を行っています。(かもめ学級は、知的固定学級です。)

  〇臨海小学校には、知的固定学級のかもめ学級があります。かもめ学級では、通常学級との交流を行う機会も多くあります。詳しくは、ホームページ内の「学校生活」から「かもめ学級の様子」をご覧ください。

特別支援教室(臨海小 たぶのき教室)とは

〇特別支援教室は、知的な遅れがない児童に対し人とのかかわり方や、社会生活への適応力を身に付けることなどを目指す教室です。情緒面等で特別な支援が必要な子どもたちも対象になります。個別の教育計画に基づいて、より適切で効果的な指導を行います。

  〇子どもたちは、通常学級に在籍しながら、週1〜2時間程度エンカレッジルームで学習をします。(特別支援教室での学習により欠けた各教科の内容は、各学級担任が休み時間や放課後に補充を行います。)

  〇特別支援教室では、子ども一人一人の実態を正しく理解し、その特性に合った指導を行うとともに、その子らしさを大切にしながら意欲をもって学習や生活をし、自分の気持ちや考えを相手に伝えることができるようにすること等を目指しています。

たぶのき便り

清新ふたば小学校たぶのき教室のページ

をご確認ください。

こんなお子さんが通っています

通常の学級に在籍し、情緒面等において特別な支援が必要とされる子どもたち

  具体的には、
  〇自分の気持ちを言葉で表現したり、伝えたりすることが苦手な子
  〇初めて体験することや、いつもと違う環境に強い不安を感じる子
  〇授業中にふらっと立ち歩いてしまうなど、落ち着きがない子
  〇周りの些細なことに気を取られ、授業に集中することが難しい子
  〇興味関心の偏りが強い子
  〇集団行動が苦手で集団から外れることが多い子
  〇細かな手先の作業や全身運動が極端に苦手な子
  〇身の回りの整理整頓が苦手な子
  〇忘れ物が多い子
  〇特定の教科や一部の学習でのつまずきが大きい子
  〇場面緘黙や神経症の習癖(チック、極端な指しゃぶり等)が見られる子
  〇不安感が強く、登校しぶりが見られる子
  ※知的な遅れがなく、週1〜2時間程度の指導で、困難や集団生活への適応について改善が期待できるお子さんが対象となります。
  ※入室にあたり診断は任意ですが、発達検査結果の提出は必須です。(詳細はお問い合わせください。)

指導形態

〇週1〜2時間程度で、1単位時間を45分間行います。
  〇個別指導を中心とし、必要に応じて小集団活動(ペア、グループ)、在籍学級での支援等も行います。
  〇指導の様子は、たぶのきファイル(連絡帳兼ポートフォリオ)や電話等で保護者の方や在籍学級担任にお伝えします。

入室までの流れ

  1. 担任と保護者との面談
    在籍校の担任と保護者でたぶのき教室の入室についての確認をします。
  2. 校内入室会議に向けて資料作成
    在籍校での入室会議(たぶのき教室での指導対象であるかどうかを検討する校内の会議)に向けて、在籍校担任が資料を作成します。その際、各種発達検査結果が必要です。
  3. 校内入室会議
    校内での入室会議で、たぶのき教室に通うことが必要であると判断された場合、担任及び特別支援コーディネーターに書類を作成し、保護者の方へ申請書の記入を依頼します。
  4. 江戸川区特別支援教室就学支援委員会
    江戸川区の特別支援教室就学支援委員会(特別支援教室での指導対象であるかを判断する区の会議)にて入室の最終検討をします。
  5. 特別支援教室の利用開始
    区特別支援教室就学支援委員会での結果を在籍校の担任から保護者に連絡。たぶのき教室での指導が必要と判断された場合は、特別支援教室での指導開始日程や時間割等をお知らせします。

指導で大切にしていること

〇子どもたちが興味関心をもっていることを活かして、苦手なことにも意欲的に取り組めるようにしています。また、得意なことを活用することで自信がもてるようにします。
  〇子どもたちが自分自身を客観的に振り返ることを通して、自分の感情や行動をコントロールすることができるようにします。
  〇子どもの認知特性(※)にあった指導をすることで、自分自身の課題に向き合って考え、改善に向けて挑戦できるようにします。
  〇一人一人の子どもの認知特性にあった学習方法を取り入れることによって、達成感をもって学習が進められるようにします。
  〇在籍する学級担任や保護者、各関係機関と連携をとりながら、効果的な指導を行ったり、有効な支援方法を模索したりしていきます。

  ※ 認知特性:目で見る、耳で聞くなどの五感を中心とした感覚器から入ってきたいろいろな情報を脳の中で処理(「整理」「記憶」「理解」)する能力のこと。その処理の仕方は人によって違います。

特別支援教室 たぶのき教室 案内リーフレット

特別支援教室 たぶのき教室の案内

通級指導学級

〇通級学級は、視力や聴力、発声・発音器官の障害で発達上の課題がある子どもが、通常の学級に在籍しながら、週に1〜2回一部の授業を別の学校の教室で受けます。

  〇視力の弱いお子さんの学級(第四葛西小学校など)、きこえの教室(第六葛西小学校など)、ことばの教室(清新第一小学校など)があります。